FileMakerエンジニア
今回は、てんかんに関する日記アプリを開発いたしました。
日記として記録し、記録した情報からAIが次回のてんかんがいつ頃くるのかを通知してくれるアプリとなります。
記録した内容は、後から自分自身が振り返りやすい形で整理され、日々の状態や出来事を時系列で見返すためのログとして使うことができます。
本記事で紹介するアプリは、医学的な診断や予測を行うものではありません。
あくまで、日記として記録した内容を AI が整理・振り返るためのアプリとなります。
発作の有無や体調の変化をメモとして残し、「あとから見返しやすくする」「傾向を振り返るきっかけを作る」ことを目的としています。
目次
てんかんとは?
てんかんは、脳の神経細胞が一時的に過剰な電気活動(いわば「電気的な嵐」)を起こすことで、発作が繰り返し現れる病気です。
突然、けいれんや意識消失、行動の変化などの症状が数秒から数分間続くことがあります。
てんかん発作の主な症状
・体の一部または全身のけいれん
・意識がぼんやりする、反応がなくなる
・突然動きが止まる
・意味のない動作を繰り返す
・一時的な記憶の抜け落ち
・視覚や聴覚の違和感などの感覚異常
発作が起きた際の一般的な対処
・慌てず、安全を確保する
・体を無理に押さえつけない
・口の中に物を入れない
・発作の時間を確認する
・5分以上続く場合や繰り返す場合は医療機関へ相談する
現在の医学では
抗てんかん薬による治療が基本とされています。
適切な治療により発作を抑えられるケースも多くありますが、治療方針は個人によって異なるため、必ず医師の管理のもとで行うことが重要です。
なぜ「日記ベース」にしたのか
てんかんの記録というと、
・発作が起きた日
・発作の種類や症状
・発作の長さ(持続時間)
・起きた時間帯
・服薬状況や睡眠、体調
など、項目をきっちり入力するイメージを持たれることが多いと思います。
ただ、日々の生活の中で「毎回きれいに入力する」のは意外と大変で、続かなくなってしまうこともあります。
そこで今回は、「メモ程度でも続けられる日記ベース」を前提にした記録アプリとして設計しました。
このアプリでは、発作があった日だけでなく、「少し体調が違った」「睡眠が浅かった」「ストレスが多かった」など、あとから振り返ると意味がありそうな出来事も、短い文章で気軽に残せます。
記録した日記は、後から見返すことができ、日々の状態や出来事を時系列で振り返るためのログとして活用できます。
また、AIは記録内容をまとめることで、振り返りの目安(前回からの日数など)を確認しやすくします。
アプリの全体像
このアプリは、次のような流れで使うことを想定しています。
- FileMaker に日記を入力する
- 日記データを AI に渡す(定期実行)
- AI が内容を整理・要約する
- 過去の記録とあわせて振り返る
- 次回のてんかんが近い場合(3日以内であれば)LINEへ通知する
動作確認
実際にどのような動作がされるのかみていきたいと思います。
1.日記の入力画面
この画面は日記を入力する画面です。
入力はてんかんが起きた時に入力するだけなので毎日入力する必要はありません。
2.AI実行の記録
この画面は毎日定期実行によりAIで要約されたJSONデータを保管する画面になります。
通知がない日でもどんな内容が内容が返って来ているか確認できます。
3.AIへ投げてみる
では、実際にAIに日記の内容を送りどう返答が来るのか確認します。
このように返って来ました。
次回の発作日は2026年3月25日予想なので実行した2026年3月16日では通知が来ません。
では通知が来るようにデータを修正しLINEにどのような通知が来るのか確認してみます。
4.LINEの通知
このように通知が届きました。
過去のデータは画像のように修正しましたので結構良い精度で予測ができているのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
てんかんの治療や判断は、当然ながら医師が行うものです。
一方で、日々の発作や体調を記録することは、状態を振り返るうえで大切な要素のひとつだと考えています。
今回開発したアプリでは、AIが過去の傾向を分析し、その結果をもとに通知を送る仕組みを構築しました。
これを使用することで例えば、在庫管理などをAIが予測し在庫が無くなりそうなタイミングなどを通知するといったアプリも開発ができます。
データをうまく活用することで次のアクションを予測する仕組みは、あらゆる業務に応用で切るのではないでしょうか。
株式会社ブリエではこういった業務に役にたつAIを積極的に取り入れています。
また、FileMakerを活用したシステム開発や運用支援を行っています。
業務システムのセキュリティについてのご相談もお気軽にお問い合わせください。
多岐にわたる業種での経験を経て、現在はFileMakerを中心に活躍中のエンジニアです。ローコード開発を得意としながらも、Django、React、Flutterなどの技術にも挑戦し、幅広い開発スキルを習得。常に自分の技術を磨き、より良いソリューションを提供できるよう、継続的にスキルアップを図っています。多彩な技術を駆使して、クライアントのニーズに応える柔軟性と、迅速かつ効果的な開発力が強みです。







