【社員研修】VISONで味噌作り&謎解き体験!~学びとチーム力を深める一日

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執筆者:諏訪田 隆星

FileMakerエンジニア

7月10日・11日の2日間、社員研修を三重県多気町にある複合施設「VISON(ヴィソン)」で実施しました。
本記事では、その2日目に行った「味噌作り」「謎解き体験」を、VISON内での体験の様子をご紹介します。
普段の業務から少し離れ、手を動かし、頭を使い、仲間と協力する時間は、チームの結束をより強くする貴重な機会となりました。

目次

味噌作り

今回の味噌づくり体験は、和VISON内にある「蔵乃屋」さんで行いました。
蔵乃屋は、東京・豊洲市場に本店を構える味噌専門店で、店内には本当にたくさんの種類の味噌がずらりと並んでいます。
見た目や香り、味わいの違いを楽しみながら、自分に合った味噌を選ぶこともできる、味噌好きにはたまらないお店です。
そんな蔵乃屋で体験できる「味噌作り」は、こだわりの材料と丁寧な工程で、味噌の魅力を五感で感じることができる貴重な時間でした。

工程

味噌作りには、実にさまざまな工程があり、実は一日で完成するものではありません。
仕込んだ味噌が美味しくなるまでには、なんと2ヶ月から6ヶ月もの時間がかかります。
今のような暖かい季節であれば、発酵が進みやすく、およそ2ヶ月ほどで食べ頃を迎えますが、寒い時期になると発酵がゆっくりになるため、完成まで半年ほどかかることもあるそうです。
これは、味噌の中で働く「酵母」が関係しています。酵母は温かい環境の方が活発に働くため、気温が高い時期の方が発酵がスムーズに進むというわけですね。

使用具材

今回仕込んだ味噌は「米味噌」と呼ばれる種類です。
使用した食材は、こだわりのあるものばかりでした。
・大豆:ナカセンナリ
・米:新潟県魚沼市産 コシヒカリ100%の乾燥米麹
・塩
・水
シンプルな材料ですが、それぞれが味噌の風味を左右する大切な要素です。
特に、魚沼産コシヒカリの米麹は、甘みとコクを引き出す重要な役割を果たしてくれます。

仕込み工程

まずは大豆をある程度つぶします。

ある程度潰れたら残り全てを入れさらに混ぜます。

ある程度混ぜたら酵母入りの同じ味噌が用意されこちらも混ぜていきます。

楽しく会話も交えつつさらに混ぜていきます。

混ぜ終わったあとは、味噌をしっかりと容器に詰めて仕込み完了です。
ここからは約2ヶ月ほど、様子を見守りながら寝かせていきます。
この期間中、発酵が進むことで少しずつ色や香りが変化していくそうです。表面に「たまり(旨味部分)」が出てきたり、香ばしい味噌の香りがしてきたりと、少しずつ“味噌らしさ”が育っていく過程を観察するのも楽しみのひとつです。
気温が高い今の時期は発酵も比較的スムーズに進むため、2ヶ月ほどで食べられる状態になるとのこと。どんな味に仕上がるか、
今からとても楽しみです!

仕込み完了後

最後はみんなで店前で写真を撮っていただきました。

味噌作りを体験して感じたのは、「これはまるでシステム開発のようだ」ということです。
最初にしっかりとした“設計”と“素材(データ)”を整え、各工程を丁寧に積み重ねていく。
すぐに成果が出るわけではありませんが、時間をかけて【育てる】ことで、やがて完成形に近づいていきます。
また、途中経過を観察し、必要に応じて調整を加えることも、品質を守るうえで欠かせません。
味噌作りにおける発酵と熟成のように、システムも「時間」と「プロセス」を通じて成熟していくものなのだと、改めて実感しました。
心を込めて仕込んだ味噌のように、私たちも一つひとつのプロジェクトを大切に、丁寧に育てていきたいと思います。

リアル謎解きゲーム

VISON内で開催されているリアル謎解きゲーム「森のフクロウと美し村のヒミツ」にも挑戦しました。
この謎解きゲームは、VISONの広大な敷地を実際に歩きながら、地図やヒントを手がかりに謎を解いていく参加型の体験です。
チームで協力して進めていく中で、推理力や観察力、そしてちょっとしたひらめきが求められる場面も多く、大人も子どもも本気で楽しめる内容となっていました。
VISONの自然あふれる風景や、建物のデザイン、仕掛けの一つひとつが謎解きの世界観と見事に融合していました。
謎が解けたときの達成感や、チームとのやりとりも含めて、非常に充実した時間となりました。

謎解きの様子

このパートは詳しく書いてしまうとネタバレになってしまいますので、体験の様子だけご紹介します。
謎解きのスタートはMarché VISONから。そこを起点に、VISONの広い敷地内を歩きながら、さまざまなスポットを巡っていきます。

自然あふれる風景の中で、地図や手がかりをもとに謎を解いていきます。

チームで謎を解いているようですね!

謎解きゲームを通して感じたのは、「これはまさにプロジェクトの進行そのものだ」ということです。
一つひとつの手がかり(要件)を丁寧に読み解き、仮説を立て、仲間と協力して答えにたどり着く。思わぬところにヒントが隠されていたり、見落としが後の工程に影響したりと、まさに実際の開発現場と重なる体験でした。
また、全員が同じ情報を持っていても、視点や発想が違うことで解決に至るプロセスがまったく変わることもあり、多様な視点とチームワークの重要性を改めて実感しました。
すぐに正解が出るわけではないけれど、話し合い、試行錯誤しながら少しずつゴールに近づいていく感覚は、私たちが日々向き合う課題解決と通じるものがあります。
この体験で深まったチームの連携と柔軟な発想力を、今後のプロジェクトにも活かしていきたいと思います。

まとめ

株式会社ブリエでは、基本的にリモートでの業務を行っておりますが、定期的に社員研修を実施し、対面での交流を大切にしています。
これにより、チームとしての結束力を高め、円滑なコミュニケーションとスムーズな開発体制の構築を目指しております。
今回の研修では、味噌づくりや謎解きゲームといった体験を通して、「つくる」「考える」「協力する」ことの大切さを、改めて実感する機会となりました。
学びと気づきにあふれたこの時間を、今後の業務やプロジェクトにも活かしながら、よりよいチームづくりとシステム開発を進めてまいります。

また、株式会社ブリエでは、FileMakerを活用したシステム開発や運用支援を行っています。
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執筆者:諏訪田 隆星

多岐にわたる業種での経験を経て、現在はFileMakerを中心に活躍中のエンジニアです。ローコード開発を得意としながらも、Django、React、Flutterなどの技術にも挑戦し、幅広い開発スキルを習得。常に自分の技術を磨き、より良いソリューションを提供できるよう、継続的にスキルアップを図っています。多彩な技術を駆使して、クライアントのニーズに応える柔軟性と、迅速かつ効果的な開発力が強みです。

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