
FileMakerエンジニア

ついに本日、2025年7月9日にFileMakerのメジャーアップデートがきました!
今回のアップデートはかなり大幅なアップデートとなっていますので、ざっくりと追加された機能を紹介したいと思います。
目次
全体的なデザインの修正(Macのみ)
立ち上げ画面
大幅にデザインが変更になりモダンな感じになりました。
Ver.2024
Ver.2025
ツールバー
それぞれのアイコンが変更になりました。
Ver.2024
Ver.2025
インスペクタ
こちらもアイコンが変更になり文字サイズも若干ではありますが大きく変更されました。
Ver.2024
Ver.2025
表形式
表形式にはオプションが追加されました。
設定無し

設定あり

データベース
テーブルにコメントが入力できるように変更
これまでフィールドにしかコメントが入力できなかったのがテーブルにも入力できるように変更されました。
計算フィールドの表示変更
フィールドの計算結果はこれまではオプションを開かなければ確認できませんでしたが、データベースの管理画面で表示されるように変更されました。
スクリプトステップの追加
今回追加されたスクリプトステップは以下になります。
AI
- RAGアカウントを構成
- RAG処理を実行
- プロンプトテンプレートを構成
- モデルから応答を生成
- モデルをファインチューニング
- 回帰モデルを構成
- 自然言語でSQLクエリーを実行
- 自然言語で検索を実行
切替/移動
- レコード一覧へ移動
レコード
- レコードをJSONLとして保存
関数の追加
- AddEmbeddings ( v1 ; v2 )
- GetRAGSpaceInfo ( RAG アカウント名 {; スペース ID } )
- GetRecordIDsFromFoundSet ( arrayType )
- GetTextFromPDF ( オブジェクト )
- JSONParse ( json )
- JSONParsedState ( json )
- NormalizeEmbedding ( データ { ; 次元 } )
- PredictFromModel ( モデル名 ; v1 )
- SubtractEmbeddings ( v1 ; v2 )
まとめ
今回はFileMaker Proのアップデートに限定して紹介していますが、FileMaker Serverなどもいくつかアップデートされています。
こちらに関してもブログに出していきたいと思いますのでぜひチェックしてください。
また、今回のアップデートでは、全体的なデザインの刷新に加え、AI機能の強化が見受けられました。
これにより、今後ますますAIを活用した開発の需要が高まっていくことが予想されます。
弊社ではこれまでもAIを取り入れた開発を積極的に行っており、今回の機能追加は、まさにそうした取り組みをさらに加速させるものと捉えています。
また、株式会社ブリエでは、FileMakerを活用したシステム開発や運用支援を行っています。
業務システムのセキュリティについてのご相談もお気軽にお問い合わせください。

多岐にわたる業種での経験を経て、現在はFileMakerを中心に活躍中のエンジニアです。ローコード開発を得意としながらも、Django、React、Flutterなどの技術にも挑戦し、幅広い開発スキルを習得。常に自分の技術を磨き、より良いソリューションを提供できるよう、継続的にスキルアップを図っています。多彩な技術を駆使して、クライアントのニーズに応える柔軟性と、迅速かつ効果的な開発力が強みです。